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クルマ好き・ロードスター乗りの四方山話。サイバーロードの交差点と言ったところでしょうか。。。
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スティーブ・ジョブズが、5日逝去した。
うん、本日はもう8日。相変わらずタイミングを逸していますが。。。

朝一、会社のPCから日経Webのトップページにアクセスして、愕然とした次第。

実のところ自分は、アップルにほとんど縁が無い。iPod nanoをひとつ使っている程度の人間である。
それにスティーブ・ジョブズの体調がかなり思わしくなさそうなのなのも以前からWebの写真で分かっていたわけだし。

そう、アップルには縁がなく、心構えもある意味持っていたにもかかわらず、愕然とし、残念で仕方がなくなったわけだ。

そのことがまさに、現代における彼が存在した大きさの表れなんだろう。

t_hero.png

同じような感覚は、2009年5月2日の忌野清志郎死去の訃報時にも襲われた。音痴な私は音楽を避け気味の性格であり、彼のCDを一枚も持っていないにも関わらず。あの時も相当ガッカリした。


ジョブズの訃報がこうも大勢の人の心に響くのは、彼の存在感は、飛び切りの有能な名経営者・超変わり者の経営者としてではなく、むしろ、忌野清志郎の住む側のアーチストだったからだと思う。それも解説が付かなきゃ分からないような入口のハードルが高いアーチストではなく、誰しもが製品を手に取ることで彼のビジョンの一端に入っていける、そう言うことができるアーチスト兼経営者だったということだと思っている。


ブラウン管のPCが名前の通り、パーソナルになった1998年。カラフルなブラウン管一体型のiMacがデビュー。Macintoshをほぼ知らない私にとって、初めてメーカーの"愛"を感じるコンピュータだった。その後、iMacが液晶を搭載してからも、ずっとそうだ。

そして、iPod、iPhone、iPad 全てのアップルの製品にはそれが備わっている。そんなメーカーは、ジョブズのアップルだけだろう。

<http://www.youtube.com/watch?v=87dqMx-_BBo>

振り返って、自動車業界。アップル的なタッチ操作はインパネに取り込まれつつあるが、わんさか新製品が溢れたところで、ジョブズの作ったような製品はどこにも存在しない。

近頃の若者の自動車離れは・・・近頃は、ケータイにお金を取られて・・・

いやいや、自動車とデジタルガジェットの土俵を越えて、根源的なところ、今の自動車って、どれもこれも愛やビジョンを溢れんばかりに篭められてはいない。

その辺、若者は分かってるのかもしれない。 直感で?。。。「みりゃわかるだろ!」


今の自動車という製品には、愛とビジョンじゃなくて、悩みと苦労と疲れが見て取れる。どう見ても未来へ導いてくれる愛とビジョンを伝える工業製品でない。(いや開発と現場の苦労を伝えたいのか?経営者の言い訳を摩り替えて?)
特に最先端?の自動車先進国日本では。


ジョブズの訃報を受けて、そんなことが思い浮かんだ。


忌野清志郎の葬儀には、何と東京の空を虹が渡った。

スティーブ・ジョブズの葬儀にもきっと世界中のどこかしこで虹が渡るだろう。空をスワイプするように。

確かMacintoshのリンゴは虹色だったし。 1998年のiMACも虹色のバリエーションだったよね!




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